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2023年09月

2023/09/30

MOTORHEAD/INFERNO モーターヘッド インフェルノ

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

モーターヘッドの通算17作目となったアルバムで、バンド誕生から約30年を経てやっと地獄(インフェルノ)と冠せられた作品となった、「インフェルノ」、入荷しました。

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レミー、フィル・キャンベル、ミッキー・ディーという不動の体制になってからの5作目、2年に1枚という確実なマイペースぶりも、最早安定期とも言えると思いますが、枯れもせず、老成もしないスピリットにはただただ頭が下がります。


これまで多くの有名プレイヤーを迎えてきた彼等ですが、本作ではスティーヴ・ヴァイがゲスト参加しています。

オープニングの疾走チューン、「Terminal Show」ではヴァイ大先生の存在感は希薄ですが、「Down On Me」では我慢できなかったのかギンギンに弾きまくってくれています。

もちろんレミーがいる限りモーターヘッドを壊す事は不可能なわけで、この意外なゲストも楽しんで参加している気がします。

全体的にはかなりゴツいメタリック感が目立ち、ミドル・テンポのナンバーではモダンなメロディが感じられるのが興味深いところです。

ラストのアコースティック・ブルースは、ずばり「売春宿ブルース」。

レミーのハーモニカが新鮮で、渋めに抑えたヴォーカルも聴きものです。

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2023/09/29

FOREIGNER/DOUBLE VISION フォリナー ダブル・ヴィジョン

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは78年リリース作、フォリナーのセカンド・アルバムとなった1枚、「ダブル・ヴィジョン」、入荷しました。

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まさに衝撃的だったデビューから1年、更にタイトにキャッチーになったサウンドはいよいよ新タイプのハード・ロックとしての完成形を思わせます。


イアン・マクドナルドのプログレ臭が影を潜め、ポップ性とメロディアスな旋律が強調される事により、80年代のハード・ロックへの影響も大きかったと思います。

現在の「TOO LATE」にも通じる「蒼い朝」、彼等のストレートでシンプルな名バラード「君は僕の全て」等、前作には無かった新機軸も見られ、モンスター・バンドへ変貌しようとする姿な生々しく音に体現されていると思います。

2023/09/28

DEF LEPPARD/X デフ・レパード

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

デフ・レパードの通算8作目となったオリジナル・アルバムで、「SLANG」以来の問題作と言っていい1枚かもしれない「X」、入荷しました。

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コンピレーション盤、ベスト・アルバムを含めて10枚目という意味で、ローマ数字のXが冠せられていますが、謎という意味でのエックスと読み取る方にどうしても思えてしまいます。


思えばこのバンドはアルバム毎に進化を続けてきたわけで、王道デフ・レパード節とされるものは、サウンド・プロダクションによるものが大きく、彼等が常に追求してきたのはメロディの良さ、ロック本来の楽しさ、だったのかもしれません。

本作ではAEROSMITHとの仕事でも有名なマーティ・フレデリクセン、そしてブリトニー・スピアーズ等を手掛けるスウェーデンのポップ・ソング・ライター、アンドレアス・カールソン等、外部のライターを大幅導入しています。

この方法論はBON JOVIとも通じるものですが、奇妙な符号がこの両者に存在しています。

同時期のBON JOVIの新作、「Bounce」からの先行シングルは「Everyday」でしたが、この曲にアンドレアス・カールソンは共作陣として参加しています。

そして本作でも「Everyday」なる曲が存在し、こちらはフレデリクセンがバンドと共作しています。

全く違うタイプの曲ですが、不思議な偶然の一致でしょうか。

片や9.11以降、自らの音楽性を見つめ直していたアメリカのモンスター・バンド、そしてデフ・レパードと言えば少し脳天気とも思える程ポップに弾けています。

また本作で初めてリック・アレンが作曲に加わっているという点も興味深いところです。

「Long Long Way To Go」では、まるでボーイズグループが大ヒットさせそうなポップ・バラードで、レップス特有の翳りはスポイルされてしまっています。

アルバム全体に見られる突き抜けた様な大衆感は、彼等が元々持ちあわせていたポップ指向と、時代を代表するサウンド・メイカーによるトレンド化により、かなりソフトに聴こえてしまいます。

ここでの揺り戻しがカヴァー・アルバム、「Yeah!」、そして大ヒットを記録した最新作、「Songs from the Sparkle Lounge」に繋がったと考えれば、納得もいくのですが、本作をどうしても好きになれなかったファンも多かったのではないでしょうか。

ただそれでもラスト・ナンバーであり、初のバンドのメンバー全員の名が作曲でクレジットされた「Scar」に、往年の「Pyromania」、あるいは「Hysteria」の影を強く感じた人もやはり多かったと思います。

2023/09/27

浜田麻里/Sur lie

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

浜田麻里のLA録音による2007年作、「Sur lie」、入荷しました。

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2000年代に入ってからも、その艶っぽい声の美しさは衰える事なく、ヴィジュアルまで若々しいままで往年のファンを今だ夢中にさせるこの人は、まさに美魔女といったところでしょうか。


かつてのメロディアス・ハード回帰とも言える本作のオープニング・ナンバー、「Heartbeat Away From You」が流れた瞬間、80年代のあのキラキラ感を震えと共に思い出す人はきっと多いでしょう。

作詞作曲共に自作、アレンジも手掛けるこのナンバーでの胸ときめくセンスは、さすがにHR/HMの最も熱い時期を第一線で活躍していた人ならではという気がします。

昨今のモダンなメタル色はここでは見られず、全体的には控えめなハード感としっとり感が同居しているものとなっていますが、最後まで耳を離さない吸引力は相変わらずです。

新機軸としては、初顔合わせとなった飯島拓也作の「Blue Water」で聴かせる最近のアダルトなBON JOVI風のミドル・バラード。

「Never Be The Same」では一聴するとCHEAP TRICKがやっていてもおかしくないと思われるドリーミーなハード・ポップを展開、スロー・ナンバーながら強烈な印象を残しています。

本作中最もメタル色の強い「Love Creatures」では、久々のタッグとなる増田隆宣作のナンバー、彼女の本領発揮と言えるハイトーン・シャウトが聴けます。

また1曲目、4曲目、6曲目は、彼女自身久々となるLAレコーディングによるもので、やはり久々の参加となったマイケル・ランドゥ、リーランド・スカラーの名前が並び、更にドラムは元デイヴ・リー・ロス・バンドで有名なグレッグ・ビソネットが担当しています。

日本屈指のバラード・シンガーとしての魅力も健在で、「Surrender」、「Evergrace」でかなり親しみやすいメロディをナチュラルな美声で歌いあげています。

昔からのファンにとっては、90年代の作品、「COLORS」以降のアダルトなポップ・ロック・シンガー路線にも近いサウンドが嬉しいところでは、と思います。

2023/09/26

CHEAP TRICK/ROCKFORD チープ・トリック ロックフォード

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

前作から3年ぶり、デビューから30周年を迎えようとするチープ・トリックが放った通算15作目のスタジオ・アルバムで、彼等の代表作として今後語り継がれるべき傑作、「ロックフォード」、入荷しました。

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LAメタル、グランジとシーンの変化毎に、彼等の名がリスペクトの対象として挙げられてきましたが、それを当の本人達はあえてスルーする様に、彼等のサウンドはマイペースこそ保たれてはきましたが、本来のパワー・ポッパーとしてのキラキラしたセンスは封印されてきた感もあった気がします。


本作1曲目から、「グリーングリーン」を思わせるメロディと共に弾けだすポップネスは、アルバムへの期待を抱かせてくれますが、予想以上のカタルシス、そしてもうこれで終わってしまうの、という名残惜しさまで与えてくれます。

「天国の罠」、「ドリーム・ポリス」、そして本作、その後に「ワン・オン・ワン」と、もし彼等をちゃんと聴いた事が無い人かいたら、そう薦めてあげたいです。

スティーヴ・アルビ二、クリス・ショウ、ジャック・ダグラス、ジュリアン・レイモンドと、彼等にとってはお馴染みと言えるプロデューサー、そしてPINKやアギレラの楽曲提供者として有名なリンダ・ペリーとの意外なコラボも含め、ほぼバンドのセルフ・プロデュースとなり、アルバム名は彼等の結成地である地名が冠せられています。

「COME ON COME ON COME ON」や「O CLAIRE」といった、昔からのファンには懐かしい曲名がもじられていたり、ルーツ回帰と言う事もできるかもしれません。

ただこのバンドの場合、基本はずっと変わってこなかったわけで、それはAC/DCとは少し違った方法で金太郎飴的なアルバムを作り続けてきたわけです。

ポップで楽しくて、元気よくて、ちょっぴりせつなくて、70年代のビートルズとまで形容された彼等の骨格が、ここへ来てより露わになっただけなのだと思います。

全曲がシングル・カット可能、しかもその全ての曲に過去のチープ・トリックのナンバーの面影が漂っていながらフレッシュ極まりない、という奇跡的な結果になっているのです。

例えばそれは「High Roller」を思わせる「This Time You Got」だったり、「One On One」のリフを思い出させる「If It Takes A Lifetime」だったり、「Gonna Raise Hell」のパンク・ヴァージョンと言えそうな「One More」だったり、そしてあの「Voices」と並ぶ名バラードとなった「All Those Years」だったりと。

それこそ全曲が過去と同等、もしくはそれ以上の輝きを持っているのです。

これは停滞やワンパターンではなく、明らかに彼等の強力な個性であると思います。

この劇的な若返りは、次作でもあり、現在のところ最新スタジオ作である「ザ・レイテスト」ではアダルトなポップ・バンドとしての貫禄へと昇華されてはいますが、もう1枚この路線で是非アルバムを作って欲しいと思えてなりません。

2023/09/25

LITA FORD/LITA リタ・フォード リタ

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは88年作、リタ・フォードがメタル・クイーンとして認知されたヒット作で、80年代ポップ・メタルを代表する1枚にもなった傑作、「リタ」、入荷しました。

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ソロ作としては3作目となりましたが、元ランナウェイズのジョーン・ジェットが確固たる地位を築いていた中、この人も一躍女性ロッカーとして、というよりはようやく脚光を浴びる事になりました。


田舎のイモ姉ちゃん、と言ったら失礼だとは思いますが、ランナウェイズ時代の十代の頃の彼女の面影は失せ、セクシーかつゴージャスにシェイプアップされたヴィジュアルは、確かに強烈なインパクトを持っていました。

加えてジョーン・ジェットがパンキッシュなセンスを振り撒く一方、この人の徹底したメタル路線は毒牙の如く突き刺さるものでした。

オジー・オズボーンとのデュエットが話題になったパワー・バラード、「Close My Eyes Forever」を、始め、「グリーングリーン」を髣髴させる「Kiss Me Deadly」のシングル・ヒットも手伝い、80年代メタル・ファンにとっては忘れ難い1枚となっています。

ポップ・サイドも充実しているのですが、モーターヘッドのレミー、モトリー・クルーのニッキー・シックスの楽曲提供により、メタル・ファンにもアピールするエッジを持たせたのも大正解だったと思います。

ジャケ買いしてしまいそうな1枚ですが、むしろそれすらもおすすめしたくなる1枚です。

2023/09/24

WHITESNAKE/ホワイトスネイク 白蛇の紋章~サーペンス・アルバス

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

最早説明不要と思われる、ホワイトスネイクの大ヒット作、「白蛇の紋章~サーペンス・アルバス」、入荷しました。

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80年代メタルを代表するアルバムでありながら、ブリティッシュ臭をモダンに甦らせた奇跡的偉業と、全曲シングル・カット可能なキャッチーさは、今聴いても胸ときめくものがあります。


2曲のセルフ・リメイクを除き、デヴィッド・カヴァーデイルとジョン・サイクスの共作となり、この黄金コンビの最後の仕事となりました。

多くのHR/HMファンがこの二入の再合体を未だ望むのでしょうが、あのジョン・カロドナーもやはりそれを画策した様です。

ロック界一と言える大物A&Rが動いても無理だったわけで、この2人は、どうやら本当に不仲だった様です。

2人の蜜月関係が終わった事により、一つの時代の終焉を感じさせる程のインパクトを本作は持っていた気がします。

元々ティナ・ターナーのために用意されていたらしい「IS THIS LOVE」は、デヴィッドとジョンの関係を歌ったものでは、と勘ぐりたくもなるものです。

サウンドも当然そうなのですが、ジャケット・アートも大きな影響を残したと思います。

RUSHのアルバムのほとんどを手掛けてきたカナダのイラストレーター、ヒュー・サイムの作品となり、彼はその後BON JOVIの「NEW JERSEY」を始め、AEROSMITH、DEF LEPPARD、MEGADETH、IRON MAIDENと引っ張りだこ状態、多くの名盤のジャケットを手掛けています。

特に印象的なのはHURRICANEの「Slave to the Thrill」でのカッコエロさ、QUEENSRYCHEの「Hear in the Now Frontier」におけるダリとヒプノシスの融合的モダンさでしょうか。

今は亡きキング・オブ・ポップ、マイケルの「BAD」に王座を許しながら堂々の全米2位という大記録を、かつて黒髪をなびかせて「BURN」をシャウトしていたヴォーカリストと、N.W.O.B.H.M.の一角でTYGERS OF PAN TANGのメンバーとして活躍し、フィル・ライノットの右腕として知られたギタリストが成し遂げたというのも、実に感慨深いものがあると思われます。

2023/09/24

HELLOWEEN/CHAMELEON ハロウィン カメレオン

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

シンプルなジャケット・デザインは、どこかニュー・ウェイヴ・バンドをも思わせるハロウィンの93年作のアルバム、「カメレオン」、入荷しました。

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タイトルもバンドのカラフルな側面を象徴していると思われ、内容も実にバラエティに富んだものとなっています。


ファンが望むパブリック・イメージから離れたサウンドは、特にメタル界では問題作、迷走とされがちですが、本作もそういった評価に落ち着いてしまうのはあまりに不本意であろうと思います。

オープニングは安定のハロウィン節が炸裂しますが、後期クイーンがやっていてもおかしくないナンバーや、アコースティックなポップ曲、ブラス・セクションを多様したLAメタル的なロック・ナンバー等、当時の彼等がやりたい事を全て詰め込んだ様な印象が強い1枚です。

そのどれもがキャッチーなセンスでまとめられているのが見事で、軽く及第点をクリアしている、と言う点が重要だと思います。

器用にこなしてしまう才能がある事と、節操が無いという事は全く別物であるのではないでしょうか。

このバンドが愛され続けている側面の一つである、メタル・バンドとしての懐の深い部分を見せつけらる様な1枚です。

2023/09/22

BBM/AROUND THE NEXT DREAM 白昼夢

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは94年作、クリームの最強リズム隊、ジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーが故ゲイリー・ムーアと組んだ夢のトリオ、BBMの唯一のアルバム、「白昼夢」、入荷しました。

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全ロック・ファンを狂喜させる様なこの組み合わせは、ブルース・ベイカー組が、ゲイリーの才能に惚れ込み、二人がゲイリーをリスペクトする形で実現したらしいですが、突如として伝説的バンド、クリームが復活したかの様な勢いがあります。


ゲイリーのブルース回帰路線が理想的に働き、かなりアダルトなハード・ロックという趣もありますが、バラエティに富んだ内容は時代性を考慮した面も見られます。

ゲイリーのキャリア史上でも特筆すべきナンバー、「破れた夢の眠る町」では哀愁の泣き節が炸裂する壮絶な曲で、アルバム最大の聴き所となっています。

ファンなら涙無しでは聴けないメロディです。

2023/09/22

THE DOGS D'AMOUR/A GRAVEYARD OF EMPTY BOTTLES ザ・ドッグス・ダムール グレイヴヤード・オブ・エンプティ・ボトルズ

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

英国ではパブ・ロック譲りの酔いどれロック・バンド、日本ではガンズに対抗するイギリス産バッドボーイズ・ロック・バンドと、微妙な立ち位置にいながらも、マニアックとも言える支持を集めたドッグス・ダムールのミニ・アルバム、「グレイヴヤード・オブ・エンプティ・ボトルズ」、入荷しました。

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イギリスではアコースティック・アルバムとして8曲入りでリリースされ、日本ではボーナス・トラック2曲(オリジナル・アルバム未収録曲)を追加しています。


ガンズが「GN'Rライズ」で見せたアコースティック曲での泣かせっぷりとは対照的に、彼等は体の一部として染み付いている要素をそのまま音にした感もあり、不器用ながらもメロディ・メイカーとしての資質を見せつけています。

元々このバンド、というよりリーダーのタイラは、酒と煙草の香りの中でギターを爪弾いているイメージのある人で、グラマラスなヴィジュアルとは裏腹の枯れ具合が魅力でもあったと思います。

70年代ブリティッシュ・ロックの美味しい部分を詰め込んだ様な質感を、ヨレヨレのヴォーカルで聴かせる手法は、今考えるとキラキラしたメタル・ブームの中では正しく評価される事が無かったのが残念です。

グラハム・パーカーやイアン・デューリー、そしてストーンズ等が奏でてきたルーズなアコースティック・ナンバーの佇まいは、ハード・ロック・バンドのアンプラグドとはまた違った味があったものでした。

本作全編にそうした空気が蔓延しているのは、アーティストとしての感性と言うよりも、人間性そのものだったからという気もします。

ギミック無しでのこのいぶし銀の様な魅力は、陳腐な表現ですが、ワルしか出せない音なのだと思います。

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