fc2ブログ
eye

2023年10月

2023/10/31

UNRULY CHILD/WORLDS COLLIDE アンルーリー・チャイルド ワールズ・コライド

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

マニアックなメロディアス・ハード・ファンの間では高い支持を受けながら、メロハー暗黒の時代と言える90年代という逆境の中、大きなブレイクを果たせずにいたアンルーリー・チャイルドのオリジナル4作目となった1枚、「ワールズ・コライド」、入荷しました。

4_000000005657.jpg

ショップはこちら

元STONE FURYのギタリスト、ブルース・ゴウディ、彼が在籍する別プロジェクト、WORLD TRADEの同僚、ガイ・アリソン、元KING KOBRAのヴォーカリスト、マーシー・フリー(マーク・フリー)、そして元HURRICANEのドラマー、ジェイ・シェレンを中心に結成されたこのバンド、各メンバーの出自を上回る程の完成度の高いメロディを誇っていました。


しっかりしたサポートの無いままバンドのパーマネントな活動は上手くいっていなかった感もありますが、ケリー・ハンセンを迎える等、プロジェクト・バンドとして地道なアルバム・リリースを続けてきました。

その間、ブルースとガイの二人は矢沢永吉のバック・バンドとして来日する等、日本でも名が知られていましたが、多くのメロハー・ファンはアンルーリー・チャイルドの復活を望んでいたのではないでしょうか。

本作ではデビュー作以来、なんと18年ぶりにマーシー・フリーが復帰、彼の伝説的とも言える美声がバンドに輝きをもたらせています。

帯の叩き文句には「ZEP色を織り込んだ」という表現がされていますが、確かにリフの随所にそういった印象があります。
(「Insane」、「When We Were Young」、「Life Death」等)

ただあくまでスパイス程度のもので、大きくサウンドの質感を変えてしまっていうわけではありません。

かつてはマークの名で歌っていたマーシーの歌メロは極めてキャッチ―、より美しさが増した事によって、このバンドが当初から持っていた美メロの応酬的な個性はそのままだと思われます。

むしろまだまだフォリナー的なアプローチが目立つため、やはりメロディアス・ハードの優等生と言える立ち位置はますます確固たるものとなった気がします。

STONE FURY+KING KOBRAという方程式が再び動き出す事に胸ときめいてしまう人にとっては、十分期待に応えてくれるアルバムだと思います。

スポンサーサイト



2023/10/30

LOVERBOY/LOVIN' EVERY MINUTE OF IT ラヴァーボーイ ラビング・エブリ・ミニット

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ラヴァーボーイの通算4作目となったアルバムで、彼等の人気のピークを飾った1枚でもある、「ラビング・エブリ・ミニット」、入荷しました。

1_000000005243.jpg

ショップはこちら

ロバート・ジョン・マット・ランジ作のアルバム・タイトル曲、ジャーニーのジョナサン・ケインとの共作となった「This Could Be The Night」、ブライアン・アダムス作の「Dangerous」等のシングル・ヒットを生み、彼等の代表作ともなったアルバムですが、本作は当時HR/HMシーンの変遷を読み解く上では、なかなかユニークな立ち位置にあった作品であったと考えられます。


前作の「KEEP IT UP」はブルース・フェアバーンのプロデュースの元、キラキラしたシンセと躍動感溢れるハード・ポップ・センスが融合した見事なポップ・メタルのプロトタイプとなっていたと思います。

このアルバムがリリースされた83年は、JUDAS PRIESTやSCORPIONS、DEF LEPPARD等の欧州勢が、完全にアメリカン・マーケットを制覇していた時代で、メタルがキャッチー化する事でまさにお茶の間に浸透していく過渡期でもあったと思います。

そしてラヴァーボーイは本作において、「復讐の叫び」、「背徳の掟」を手掛けたトム・アロムとタッグを組み、ジューダスのエッセンス、ロバート・ジョン・ランジの曲を取り上げる事でAC/DC、デフ・レパードのダイナミズムを取り入れようとしていたのかもしれません。

一方86年にBON JOVIはブルース・フェアバーンと組み、ご存知の様に「SLIPPERY WHEN WET」によってポップ・メタルの黄金期の開祖となったわけです。

ボン・ジョヴィがラヴァーボーイとの仕事で、フェアバーンに注目していたという話は、有名だと思いますが、結果的にはハード、メタリック路線を歩もうとしていたラヴァーボーイは87年に再びフェアバーンと合流し、「WILDSIDE」をリリースしますが、時すでに遅しといった感は拭えませんでした。

皮肉にも思える話ですが、カナダが飛び出したバンドが、アメリカを中心とした80年代HR/HMの大きな流れを作ったとも言える貢献度は、あまり評価されていない気がします。

本作の理想的とも言える中道路線、すなわちハード・ポップとメタルの間を繋ぐ方法論は、まさに時代が要求していたパッケージであり、必然的に発生したスタイルであったのだと思います。

メロディ・センス、アレンジ能力、そしてそれを最適な形で体現するメンバーそれぞれの技量が伴っていたのは大きいと思いますが、LAメタル等の顕著なグラマラスさに欠けていた事と、あまりの優等生ぶりが逆に災いしてしまったのが残念です。

いずれにしても、80年代ハード・ロックを語る上では、個人的には外せない1枚だと思います。

2023/10/29

MEGADETH/COUNTDOWN TO EXTINCTION メガデス 破滅へのカウントダウン

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

前作から2年ぶりとなったメガデスの通産5作目となったアルバム、「破滅へのカウントダウン」、入荷しました。

1_000000007330.jpg

ショップはこちら

スラッシュとしての彼等の魅力は、ここではスピーディーなナンバーが減った事でスポイルはされていますが、メタル・バンドとして更に洗練されたスタイルが徹底されています。


オジー・オズボーンやラウドネスのプロデューサーとして有名な、マックス・ノーマンとの初タッグ作品となっています。

かなりクリアで整理されたサウンド・プロダクションが、彼等のインテレクチュアルな側面を際立たせる事に成功しています。

彼等の個性の一つでもあった複雑なメロディ構成もここではスッキリとした感があり、聴きやすくなったと言ってもいいと思います。

音圧よりもメタリックな質感をはっきりさせた音作りも手伝って、クールな感触を与えてくれます。

結果拳を振り上げる王道メタルというよりは、スラッシュのスマート化による座って聴ける正統派メタル、とでも呼ぶべき傑作となっています。

全米No.2となったのも伊達ではない大衆性を勝ち得ています。

2023/10/28

FASTWAY/ファストウェイ

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは83年作、N.W.O.B.H.M.の名盤の一つとして今も名高いファストウェイのデビュー・アルバム、「ファストウェイ」、入荷しました。

1_000000002717.jpg

ショップはこちら

MOTORHEADのエディ・ファスト・クラーク、UFOのピート・ウェイが合体した事で話題となり、新たなる名バンドの誕生を大きく期待されましたが、結局ピート・ウェイはWAYSTED結成のため脱退、バンド名にだけその足跡を残します。


それでもこのバンドは、元HUMBLE PIEのベテラン・ドラマー、ジェリー・シャーリー、そして若きロバート・プラントと呼ばれた新人ヴォーカリスト、デイヴ・キングの力量がエディの手堅いギターと対等に渡り合い、極上のハード・ロックを聴かせてくれます。

現在ではアイリッシュ・パンク・バンド、Flogging Mollyで活躍しているデイヴのヴォーカルは、確かにツェッペリンを強く思わせますが、80年代的なキャッチーを適度に散りばめた爽快、豪快なナンバーはAC/DC的な匂いも感じさせます。
(元々はシングル・リリースのみで、CD化に際しボーナス・トラックとして収録された「Far Far From Home」のみ、もろツェッペリン風となっています。)

モーターヘッド色は皆無と言っていい程の正統派HRとなったのが意外でしたが、それが逆に新鮮でもありました。

彼等が登場した時代は、まだ本家ツェッペリンへの喪失感は強くあったものの、メタルがどんどん新しく洗練されていく過程にあったわけですから、この堂々たるオールド・ウェイヴ指向はなかなか勇気がいったと思われます。

当時はツェッペリンの「Rock and Roll」にリフがソックリと言われていた「EASY LIVIN'」は、個人的には歌メロがURIAH HEEPの72年発表の同名異曲、「EASY LIVIN'」に似ている気がしてなりません。

ジャケットのセンスの良さ、バンド名のカッコ良さ、リッチー・ブラックモアを美形化した様なエディのルックス、そしてデイヴの端正なヴィジュアルも見栄えが良く、そのサウンドの渋さとの対比がまたユニークでもあったバンドです。

2023/10/28

MARILLION/BRAVE マリリオン ブレイヴ

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

94年作、英国では根強い人気を保つマリリオンの通産7作目となったアルバム、「ブレイヴ」、入荷しました。

6_000000005197.jpg

ショップはこちら

ポンプ・ロックの代表格として80年代から活躍してきたバンドですが、本作においてバンドは一皮も二皮も剥けたと思われる力作となっています。


元々はNWOBHMシーンの中で注目され、ドラマティックなサウンドによるシリアスなコンセプトによりネオ・プログレッシブという新しい流れを作り、どちらかというとメタル・ファンから支持を受けていた感の強いバンドだったと思います。

いつのまにかポンプ・ロックという言葉が生まれ、マリリオンの代名詞ともなっていくわけですが、このポンプなる言葉は日本語でいうポンプ「PUMP」ではなく、POMP。

華麗といった意味の他に、大袈裟、虚飾という意味があるため、揶揄にも近い呼称という事もあり、70年代プログレの熱心なファンからはソッポを向かれていた現状もあったと思います。

ジェネシスの二番煎じとされていたのも、このバンドの弱点だったかもしれません。

そのジェネシスの幻想的な世界観を強く引き継いでいた看板ヴォーカリストであり文学面を支えていたヴォーカリスト、フィッシュの脱退後、二代目ヴォーカリストとなったスティーヴ・ホーガスのセンスが色濃く反映したのが本作となります。

実際にあった交通事故をベースにした記憶を喪失した少女を主人公とするこの一大コンセプト作、まずは壮大なサウンド、緻密な構成が何度聴いても新たな感動を生む素晴らしいものとなっています。

ストーリー全体としては、自分探しの旅からやがて社会に対する不安、疑問へと思考が転じていく・・・といった、これまで何度も描かれてきたそう新しくないテーマではありますが、工夫されたストーリー展開がなかなかユニークなものとなっています。

「永遠の逃避行」、「永遠のホリデー」を何故少女は選んだか、そしてそれは意図的なものだったのか、という点からアルバムを理解するとかなり面白く聴けるかもしれません。

とにかく歌詞世界を知らずとものめり込める吸引力は見事で、最早ジェネシスというよりはキャッチ―なピンク・フロイドといった感が強く、プログレ・ファンなら耳を惹きつけられる事間違いな1枚です。

2023/10/26

AC/DC WHO MADE WHO フー・メイド・フー

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは86年リリース作、AC/DCの「フー・メイド・フー」、入荷しました。

1_000000004070.jpg

ショップはこちら

元々はあのスティーヴン・キングが自らメガホンを取り、出演までした初監督作品、「地獄のデビルトラック」のサントラとして機能する筈でしたが、それまでベスト盤がリリースされてなかったバンドの初のコンピレーションともなっています。


映画自体はB級として評価されている様ですが、このアルバムはなかなか捨て難い魅力のあるものとなりました。

新曲が3曲収録され、内2曲は彼等にしては非常に珍しいインスト・ナンバーです。

これが彼等の新機軸とも言えるバラエティさに溢れています。

シングル・ヒットしたアルバム・タイトル曲はそれまでにない位ポップな展開を見せています。

いかにも80'sハード・ロックといったコマーシャルなナンバーで、ユニークなPVも話題になりました。

彼等のキャリア中、実はアルバム・セールスとしてもかなり高い位置にある本作、やはり必聴盤と思われます。

2023/10/26

FORTUNE/MAKING GOLD フォーチュン メーキング・ゴールド

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

EMI傘下のゼロ・コーポレーションが最も熱かった時代に、メロディアス・ハード、北欧メタルを象徴する様に紹介されたフォーチュンのデビュー・アルバム、「メーキング・ゴールド」、入荷しました。

1_000000005396.jpg

ショップはこちら

スウェーデンの老舗バンド、GLORYのギタリスト、ヤン・グランヴィックのアシストにより、ヴォーカリスト兼キーボーディストのベニー・ズドベルグが結成した4人組で、初期EUROPE直系の北欧サウンドを聴かせてくれます。


この二人は後にそのヨーロッパのジョン・レヴィン、イアン・ホーグランドを迎え、CLOCKWISEとしてアルバムをリリースしています。

本作のオープニングである「Eyes Of Ice」のイントロを聴いた瞬間、思わず身を乗り出すメロハー・ファンもきっと多い事ではないでしょうか。
それだけベタなキラキラ、せつないメロディが炸裂しています。

どこか垢抜けないヴォーカル、好い意味でのB級センスを漂わせているバンド・サウンド、そしてどこかで聴いた事がある様なメロディの渦。

全てが北欧らしいと言ってしまえば身も蓋もありませんが、哀愁感と適度なハードなエッジを武器にどこまでも翳りを帯びた美しさを追求するかのごとく進むサウンドは、最早職人的ですらあります。

けっして洗練されているとは言い難いのですが、何故か愛さずにはいられない1枚です。

2023/10/25

SYKES/OUT OF MY TREE サイクス アウト・オブ・マイ・ツリー

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

今年急逝したケヴィン・エアーズの72年作、「アウト・オブ・マイ・ツリー」、入荷しました。

1_010003000009.jpg

ショップはこちら

日本ではジョン・サイクスとしてのソロ名義でのリリースとなりましたが、どうもこの辺がこの人の微妙な立場を象徴しているとも思われます。


タイガーズ・オブ・パンタンでのアイドル的人気、シン・リジィでの名声もバンド解散により短期間で終息、ホワイトスネイクでの見事なソング・ライティング、そしてソロ活動での幅広い音楽性とヴォーカリストとしての渋さ、これら全てが端正なルックスと器用なセンスというイメージでまとめられ、本来の個性がスポイルされてしまっていた感があります。

本作では弾けたように弾きまくり、パンク、グラム、パワー・ポップ、そしてもちろんバラードと、持ち前のハード・ロック・ギタリストとしてのダイナミズムを失う事なく、好きな事を思い切りやりました感が全面に出た好盤となっています。

特に力強く、より渋みを増した声に上手さを感じます。

2023/10/23

EARTHSHAKER/FUGITIVE 逃亡者 アースシェイカー

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは84年作、アースシェイカーのセカンド・アルバムにして、彼等の最高傑作として挙げられる事の多い大名盤、「フュージティヴ 逃亡者」、入荷しました。

1_000000006706.jpg

ショップはこちら

プロデュースは前作に引き続きMASA ITOHで、日本が世界に誇るメタル伝道師、伊藤政則氏の熱い想いが伝わってくる様なメロディの進化が見事です。


初の海外録音(サンフランシスコ)、そしてエンジニアにはジャーニー、Y&T等との仕事で有名なケン・ケーシーが招かれ、洋楽レベルのサウンド・プロダクションがメロディアス・ハードとしての完成度を高めています。

メロディアスなメタル然としたデビューから、ここでは歌詞の成熟、メロディの洗練が、アースシェイカーがジャパメタの頂点を極め、更には洋楽ファンをも引き込む魅力を増したのだと思います。

歌謡ロックと揶揄されてきた日本のロックの弱点は、やはり日本語をいかにリズムとメロディに乗せるかという点で未解決のままであったと思いますが、アースシェイカーがやってのけたのはサウンド全体の映像的なイメージを聴き手に巧みに見せる事だったと思います。

それが超名曲、「モア」に集約されているわけで、日本語によるメタル・アンセムの誕生にも繋がったのだと思います。

彼等の突出したメロディ・メイカーぶりは、以降ハード・ポップ的な広がりを見せていきますが、本作での哀愁メタル路線をもっと追求して欲しかった気もします。

シンセの客演で、スザンヌ・ヴェガの元旦那さんで、80年代ポップ・ロックの名プロデューサー、ミッチェル・フルームの名がクレジットされています。

かなり意外な気もしますが、実はこの人ロニー・モントローズがモントローズ解散後に結成したガンマのメンバーだった事もあり、あのデニー・カーマッシと共にバリバリのアメリカン・プログレ・ハードを展開していたのでした。

2023/10/22

JOURNEY/ESCAPE ジャーニー エスケイプ

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは81年作、ジャーニーの通産7作目となったアルバムで、彼等が全盛期を迎える事となった大名盤、「エスケイプ」、入荷しました。

8_000000006674.jpg

ショップはこちら

メロディアス・ハードの夜明け、と言っても過言ではない本作、未だに多くのバンドが越える事のできない大きな壁にもなっているのではないでしょうか。


日本では産業ロックという言葉の代表格ともされてきましたが、80年代メタル・シーンを総括する意味でも、フォリナーと彼等が残した影響は大きすぎたと思います。

スティーヴ・ペリーが加入後の三部作、「INFINITY」、「EVOLUTION」、「DEPATURE」では、洗練されたコーラス・ハーモニーを多用したアメリカン・ハードを確立しましたが、それでも70年代の土臭い部分も多少残していた様に感じます。

本作から加入したジョナサン・ケインのメロディ・センスによりバンドのカラーは大きく変わり、ハード・ポップ、パワー・バラード、ライト・メタルとしての格をパワー・アップしてしまいます。

燃え上がる様なメロディ展開とバンド・サウンドは、来るべき80年代のキラキラした陽性の高揚感を見事にパッケージする事に成功し、それは今聴いても変わる事がない輝きを持っているのが奇跡的です。

揶揄するのは簡単ですが、ロックの持つ妖しい魅力を持っているのは間違い無い1枚で、表現しようのないトキメキ感を未だ保持し続ける事がどれほど凄い事か思い知らされるばかりです。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR